閻魔さま
保泉院境内の閻魔堂にある『木造閻魔王坐像』は、東京都の有形文化財に指定されており、『平井の閻魔さま』として親しまれています。
『木造閻魔王坐像』は、昭和35年に東京都の有形文化財に指定されました。
1473年(文明5年)に、仏師了戒によって造られたとされています。
江戸時代前期ごろに各地でよく造立された大形閻魔像の先駆的な作例で、像の高さは89cm、右裾から左裾までの長さは124cmで、ヒノキの寄木造り、玉眼になっています。
この閻魔王坐像は、日奉重清(ひまつり しげきよ)によって創建された平井郷の閻魔堂に安置されていましたが、江戸時代の末に、保泉院の境内へ移されました。
平成18年度に修理が施され、造像当時の漆面が表に出され、鮮やかな姿に復元されました。
閻魔王は、冥界の王で、人が生前に犯してきた罪を裁く『十王』の中心的存在であり、
その憤怒の形相は、再び罪を犯さないよう叱咤しているからとされています。
また、仏教では閻魔王は地蔵菩薩(お地蔵さま)の化身とも言われています。
閻魔様の御札(おふだ)や、御朱印も受付けています。
お気軽に声をかけてください。
倶生神
閻魔様と侍者の倶生神(右:阿形 ・ 左:吽形)
閻魔王の侍者である倶生神は、人の善悪の行動を記録して死後に閻魔王へ報告する役目を持っています。
この両倶生神像は、日の出町の有形文化財に登録されています。
奪衣婆
閻魔堂
おともだちからのお手紙
たむらしゅん君 から初閻魔の日に、さらに閻魔さまに似顔絵が届きました。
ご覧になった地獄の掛け軸はちょっと怖かったようです。
たむらしゅん君 から、閻魔さまに似顔絵が届きました。
いつもはこわい顔のえんまさまも、ニッコリしていらっしゃるでしょう。
ありがとうございました。
『地獄の絵』 さく:たむら しゅん 6さい